マグネシウム(体に必要なミネラル)

<マグネシウム(Mg)とは…>
身体に不可欠なミネラル成分の一つで豆、緑黄色野菜、魚介類などに多く含
まれている。
ミネラル類は食物として口にしなければ体内には補給できない。体内のマグネシウムは、汗や尿と
ともに体外に排出される性質を持っている。

<マグネシウムの欠乏の恐怖!>
マグネシウムが欠乏すると突然死を引き起こすことがある。健康な体内ではマグネシウム(Mg)とカルシウム(Ca)がうまくバランスを取っている。
カルシウムには体内の血管の幅を縮む作用があり、カルシウムが多く保有され
ると血管が細くなりすぎて血液の流れを止めてしまう場合がある。
その反対にマグネシウムには血管を広げる
作用がある。
マグネシウムとカルシウムがうまくバランスを取っている為、血管の太さが調節され血液はスムーズ
に流れる事ができる。
マグネシウムの摂取が不十分であったり多く体外に排出されてしまったりすると体内の
カルシウムが異常に増え血管の収縮が始まる。
この現象を「動脈攣縮(どうみゃくれんしゅく)」と言う。
この動脈攣縮は、心臓の周りの冠動脈で起こり易く(心筋梗塞)突然死を引き起こすことがある。

<必要なマグネシウム(Mg)量>
(日本人は慢性的なマグネシウム不足になっている)
マグネシウム(Mg)とカルシウム(Ca)の良いバランス  (Mg)1:2(Ca)
人間が1日に必要とするマグネシウム摂取量 300mg  97年日本人の平均マグネシウム摂取量 130mg

<野菜のマグネシウム減少>
農薬が土の中のマグネシウムを含む栄養分まで無くしてしまう為、マグネシウム不足の野菜になってしまう。

マグネシウム含有量 無農薬栽培のホウレンソウ…101mg/100g
農薬使用のホウレンソウ…… 71mg/100g(30%ダウン)

野菜に含まれるマグネシウムは水分と共に流れ出てしまう性質があるため、スパーなどで売っているカットされた野菜はマグネシウムが減っている。

マグネシウム含有量 取れたてキャベツ1個… 22mg/100g
千切りキャベツ1個…… 10mg/100g

本などの野菜の成分表示は旬の野菜の物を表示しているので、ビニールハウスなどで時期をずらして作られた物と実際は違う。(少なくなっている)

マグネシウム欠乏になると、どんな症状が現れるか
1.激しい動悸に襲われる 
2.手足がやたらと震える 
3.やたらと起こりっぽくなる

4.普段から汗をかき易い 
5.鬱状態になる


<マグネシウム補給>
マグネシウムを補給する事によって疲労回復や持久力にも効果を発揮する。(特にスポーツをする人に効果がある)


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