O 脚 ( X 脚 )


<O脚とは…>
両足のすきま(O脚)・ひざ下のすきま(X脚)
O脚やX脚は足の骨が曲がっているのではありません、骨格の微妙な狂いから生じるものです。いちばん大きな問題は骨盤がどのようにゆがんでいるかですが、股関節・膝・足首の関節のゆがみも関係します。足の間にすきまが出来てしまうO脚はこれらの関節のゆがみによって重心が外側に片寄り、内側に保つことが困難になるため、自然と脚が開くようになってしまいます。
また、X脚は膝関節が正常位置より内側に入り込んでいるため両膝がぶつかり、膝から下を広げていないと立っていられないようになります。

<O脚チェック>
a.直立したとき、膝頭(ひざがしら)が内側を向いている。
b.内踝(うちくるぶし)どうしがつかない。
c.直立したとき、両膝の間があいている。
d.股関節が固い。
e.脚の付け根の部分の外側(大転子)が出っ張っている。
f.外反母趾があり、特に小指が内側に曲がっていて、小指の裏や足の裏の小指の付け根のところが分厚くなっていたり、タコができたりしている。
g.靴の踵(かかと)外側が減りやすい、さらに背中が張って便秘がちである。

上記a〜gの3つ以上に該当する場合はO脚です。

<O脚が体に与える影響>
健康面からは骨盤、関節の歪みが、膝の痛み、腰痛、背中痛、頭痛、肩こり、生理痛、生理不順などの原因となります。スタイル面でも見た目が悪いのは勿論ですが、下半身太り、ヒップが大きく見える、おなかが出る、猫背になるなど全身のスタイルに影響を与えます。
O脚やX脚などは、年をとってくると、腰や膝に負担をかけることになります。早めに治しましょう。

<習慣から来る原因>
O脚の原因は先天的な骨の異常(1%位)を除き、ほとんどの人のO脚は歩き方や座り方(あぐら、女の子坐り、横坐りなど)の生活習慣による骨盤や関節のゆがみによる後天的なものです。ほとんどが子供時代の悪い習慣が原因です。
日本人は畳の上の生活で正座や、あぐら、オンブ、などの習慣が身についているのでO脚となりやすいのです。
また、ゆがみを引き起こす原因の一つに、悪い姿勢や歩き方といった普段の生活習慣による筋力低下やアンバランスが有ります。関節に関係する筋肉は、ある方向への関節の動きを習慣づけると、それを記憶してしまうので、単に一時的に真っ直ぐにしても元の習慣づけられた位置へ戻ってしまうのです。

<もみのきでの調整方法>
最初に、調整ができるか、骨格や筋肉及び神経系統にO脚矯正を阻害する病変があるかないかの検査をおこない、異常がなければ調整にはいります。調整は、膝、股関節、大腿骨、骨盤、腸骨、ハムストリング筋の筋肉をほぐしながら、足底関節、膝関節、大腿骨、骨盤、腸骨の調整を施しますが、痛みなどは無く、ポキっと音をさせることもありません。
その後、調整した関節と筋肉が習慣付けられるように足を固定し15〜30分間安定させます。
痛みのない調整法で寝ていながらスリムで、真っ直ぐなレッグラインに調整します!

<何回ぐらい矯正すればなおるの?>
正直言って何回とはいえません。なぜなら個人差がありすぎるからです。O脚の程度はもとより、年齢、その人の関節や筋肉の柔軟性、そしてもっとも大切なのはO脚の原因となった今までの悪い姿勢をなおしていくという毎日の努力をご本人ができるかどうかです。ただ、当院の今までの実績からみて3回〜20回の矯正で大きく改善した人が多いです。
また高校生などでは1回で改善した人もあります。とりあえずは自分の年齢の半分くらいの回数を最低ラインの目安としてみてください。

<O脚は1度治しても元に戻ってしまうか?>
間違った生活習慣を続けていれば、またもとに戻ってしまいますが,再びO脚にならないよう坐り方、歩き方などを十分注意すれば、元に戻ることは少ないです。


<簡単なO脚矯正エクセサイズ>
1.仰向けに寝て、片脚を曲げ、ひざを立てる。

2.立てた脚と反対側の手で、曲げたひざをゆっくりと内側に引き寄せるように倒す。

3.その脚を胸の上を通し、半円を描くようにして外側に倒す。徐々に脚を伸ばしていき、両脚をそろえる。片脚3回ずつ。

 このエクササイズは1日に1回を目安にしています。必ず、決められた回数を守ってください。やりすぎると痛みが出る場合もありえますので気を付けて行って下さい。


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